2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

『武士道シックスティーン』

いやはや、面白かったです。巻末の著者略歴を拝見すると、この作品は、人が一人も死なない初の青春小説だそうです。香織も早苗も、ちょっと風変わりなところのある少女ですが、二人ともある種の壁にぶつかって、それを乗り越えていきます。その過程を剣道を…

『武士道シックスティーン』

誉田哲也さん、お名前はなんとなく存じ上げておりましたが、今まで意識したことはなく、たまたま新聞の新刊広告でこれの続編『武士道セブンティーン』を見かけて、面白そうだったので、じゃ、最初から、ということで、購入したのです。 これ、結構面白いです…

三津五郎さまの公式HP

トップのお写真が、團菊祭の時の忠信に変わっています!! かっこいいなぁ〜(笑)。保さんの劇評が早くもUPされましたが、ある意味意外なことに、「愛陀姫」の評価が! 三津五郎さまに関しては、おおむねよい評価が出ていて、一安心。ま、保さんがダメとお…

ついに・・・

夜中にコンビニに買い物に出たついでに、家の前のコンクリートのたたきのところで、お仕舞を自主トレ (^_^;) 「ここだけは、大丈夫!」と思っていた箇所の型をすっかり忘れていて、マズいです。これから、毎晩自主トレかなぁ・・・(笑)

「音の会」@国立劇場小劇場

劇団音楽部による「神田祭」の素の演奏(とはいえ、祭り囃子がたくさん入っていて、普通の素の演奏とは、だいぶ趣が違ったような・・・)、竹本研修生OBらによる丸本歌舞伎「弁慶上使」の上演、田中社中の若者と鳥羽屋里長社中若手による舞踊「供奴」(立方…

『波のり舟の』

結局、本にまつわる話はありませんでした。主人公が、佃の渡し守になる前、本の問屋に奉公していたという経歴にチラと触れられたので、それに絡んだ話が何かあるのかな?と思ったのですが・・・。 「佃祭」という落語の演目がありますが、佃島というところは…

『錦』

宮尾登美子さんの新刊です。きもの好きの方には、帯の製作で馴染みのある龍村平蔵という、機屋さんをモデルにした作品です。龍村の帯というのは、今でもとても人気があり、アンティーク店などでも、かなりの高値がついているのを見かけます。帯というものが…

『波のり舟の』

たまたま、出かけにふと。積ん読の山のてっぺんにあったので(笑)。これはあまり、本とは関係なさそうなお話みたいです。波のり舟の―佃島渡波風秘帖 (文春文庫)作者: 出久根達郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1999/07/01メディア: 文庫この商品を含むブ…

『イン・ザ・プール』

奥田さん、やっぱり上手い! どれもこれも、あり得ないでしょ!と思いながらも、どことなく「ありそう!」と思わせる、絶妙の加減がお見事です。携帯中毒の高校生の話とか、ストーカーにつけ狙われていると信じて疑わない自称モデルの話とか、結構、身につま…

『蟹工船』ブーム?!

いつ頃からか、突然、新潮文庫の真っ赤な表紙の『蟹工船』があちこちの書店で平積みされている光景を目にするようになりましたね。「これって、誰かが仕掛けてるのかな?」と思いつつ、どうももう一つ読んでみる気にはなれないままのですが・・・。蟹工船・…

能楽現在形@宝生能楽堂

連日の暑さのおかげか、蘆生さんとともに、夢の世界をただよってしまいました・・・。 「朝比奈」は、初めて見ましたが(土屋恵一郎さんの案内によりますと、「朝比奈」はよく出る曲とのことでした・・・)、まず閻魔さまの拵えがかわいい!! とんがり帽子…

短期能楽教室お稽古17回目

2人ずつでお舞台でお仕舞をみていただきました。前回のお稽古で、やっと全体が見えて来たかな???という感じですが、動けるかというと、これまた別の話ですからねぇ。 1回目は、途中でかなりウソをやってしまい、先生、頭を抱えてしまわれたのではないかと…

『戸板康二の歳月』が!

来月のちくま文庫刊行ラインナップに入っています。単行本で入手して、読んではいるのですが、うれしいことです。戸板康二の歳月作者: 矢野誠一出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1996/06メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (8件) を見る文…

明日はお稽古

発表会も近づいて来て、明日のお稽古にはなるべく出るように!という先生からの指令が。お謡は録音を聞いて復習していますが、お仕舞はイメージトレーニングしかなかなかできないのですよ。土曜日のお稽古から3日経ってますが、うーん、まだ型附が覚えきれ…

洗い張りに出した単衣の結城

先日、電話をいただいていたのですが、電話を取り損ね、そのまま2日ばかり放置してしまっていたのと、単衣の紋ありきものを探すのとで、仕事帰りにくるりOMOTESANDOへ。 電話は、洗い張りをお願いしていた単衣の結城が上がったとのことで、仕立てをどうしま…

『イン・ザ・プール』

奥田英朗さんといえば、かつて『最悪』『邪魔』あたりを大変面白く読ませていただきましたが、その後しばらくご無沙汰しておりました。で、この作品、病院が舞台だという事で、たぶん『チーム・バチスタ』を読んでいた頃に「じゃあ!」ってんで、購入したよ…

『遺髪』

なるほど、この巻でこういう展開があって、『意地』であーなったのね!と納得いたしました(^_^;) それにしても、だんだん「密命」の主役は、本来お父さんの“密命”に巻き込まれたはずの清之助さんが主役になっていくんですね。 この巻のタイトルは、そうか、…

青山の老舗イタリアンにてお祝いの宴

今夜は、仕事を一緒にしたJくんの就職祝い&仕事の完成を祝う宴を、青山の老舗イタリアンにて。 お店は ロケタッチ、サービス終了のお知らせ : ロケタッチおしらせブログ お料理はとても美味しかったのはもちろんですが、楽しい会話と、笑顔のステキなマダム…

絽縮緬は・・・

銀座の壱の蔵さんで、いつものお嬢さんとおしゃべりしていて・・・。 「絽縮緬は、単衣と同じ扱いなんですよ〜」という話になり、「えーー、一昨日着ちゃったわ(^_^;)」と・・・。 「意外にご存知ない方が多いんですけどね」だそうです。で、帰宅してネット…

『いっちばん』

今回も、若旦那の周りにはいろんな事件が起こりました。二人の兄やは、若旦那さえ無事なら!というスタンスを見事に貫いているし、鳴家をはじめとする妖たちも活躍なのかひっかきまわしてるのか?という(笑)。しかし、若旦那の優しさは、ほんと、読んでい…

「囃子の会」@歌舞伎座

この会があると知って、なにがなんでも拝見したい!と思ったのでした。超が10個ぐらいつくような、豪華な顔ぶれが一同に。そして、佐太郎先生の出囃子なんて、滅多に伺うチャンスがないですからね。 4時ちょっと前に銕仙会を出て、歌舞伎座へ。なんとか間…

第1回青葉乃会レクチャー「小鼓体験」

午後は引き続き、先生主催のレクチャーがありました。40名ほどの参加者。最初に先生と小鼓方の古賀先生の一調「勧進帳」があったのですが、お手伝いの関係で途中から伺わせていただきました。 続いて、柴田先生による能「安宅」についてのお話があり、次第…

短期能楽教室お稽古16回目

いよいよお稽古も、発表会モードに突入です。他のクラスの方がお稽古をつけていただいている間に、4期生で集まって「あそこは、どうなるんだっけ?」といいつつ、自主練習。しかし、謎はやっぱり解決しきれず。お謡のお稽古は、今日も「吉野天人」の通し。…

「歌舞伎美人」の三津五郎さまインタビュー

先月に続き、今月も三津五郎さまのインタビューが掲載されております。一部、動画もあり! http://www.kabuki-bito.jp/special/toyota/20/index.html

歌舞伎囃子と舞踊の競演〜伝統芸能に吹く新しい風〜@国立能楽堂

明日の歌舞伎座「囃子の会」の前夜祭?!という開催でした(笑)。最初に亀治郎さんの素踊り「供奴」。お囃子の聞かせどころを抜粋した形だったので、なんとクドキはなし!(笑)。ちょうど今、お囃子でこのこの曲の鼓をお稽古していただいているので、あま…