2005-01-01から1年間の記事一覧

談志ひとり会秋@国立演芸場

今年も最後のひとり会になってしまった。10月からずっと「今年が最後かもしれない」という発言を繰り返している談志師匠。今日は確かに、高座が続いていらっしゃるせいか、いつもなら「またまた、そんなぁ」と内心突っ込むところなのだが、今日はねぇ、ウー…

TSUTAYAに寄る

実家に向かう途中で、選集借りたCDとビデオを返却。借りるのは、荷物になるから、帰りに。先週は貸し出し中だった「歌行燈」、新たに見つけた市川崑監督の「日本橋」(いずれも花柳は出演していないが・・・)と、花柳・伊志井寛主演で、溝口健二監督の「名…

『花顔の人』

途中、他の本に浮気したりもしたが、ついに読了。単なる花柳の評伝ではなく、明治から昭和にかけての大衆演劇運動の流れ、新派の歴史を俯瞰することができる1冊だった。 最後、花柳の死を描いた場面では、本当に、花柳という人は芝居ひとすじに打ち込んだ人…

『戸川秋骨 人物肖像集』

秋骨さんは、なんと、銭湯で九代目團十郎のハダカを見たことがあるんだ! 「一二回九代目成田屋と銭湯で同浴したのに外ならぬ」のだそうだ。秋骨さんも書いているけれど、自宅のお風呂があるはずなのに、高尚趣味の(っていう刷り込みがあるもので・・・)九…

談春師の「文七元結」

帰宅する途中で、iPodに入っている落語の中から、談志師匠の「二階ぞめき」を聞く。ずいぶん前に、池袋で喜多八師匠のを聞いて、それ以来、生では聞いていないかも。で、実は昨日聞いた談春師匠の「文七元結」のおさらいをしようと、iPodのプレイリストを何…

談春四季の会・冬@横浜にぎわい座

ここでの独演会は、いつも生の出囃子だったのだが、今回はCD。舞台の両袖をチェックすると録音マイクが立っていないせい? 1階は補助椅子も出ていたので、満員御礼だったのだろう。 「鞍馬」に乗って登場、今後の予定などを軽く話してから、入門して最初に教…

『日本の放浪芸』が大衆文学研究賞受賞

白水社のメルマガ「月刊白水社」によると、小沢昭一さんの『日本の放浪芸』が大衆文学研究賞を受賞したとのこと。この本、前々から欲しいなぁと思いつつ、お値段に負けて、未だ入手に至らずなのだ・・・。浪曲にも興味が出て来たし、そろそろなんとかしたい…

『今日の買い物。』

持ち歩くのは1日で挫折して、家読み本となったけれど、アっという間に読了。わたしはここまで、買い物にストイックにはなれないけれど、こういう人のこういう買い物哲学?は好きだなぁと思った。どんなに美味しくて気に入った食べ物でも、敢えてお取り寄せ…

ほぼ日手帳

etc

先日、LOFTでナイロンカバー(赤)をゲットしたのだけれど、それだと、特製のメモ帳や付箋が入手できなかったので、本日の追加販売で注文。11時から12時頃は、アクセスが込み合っていたようで、注文が完了できず、昼ごはんから戻って、1時半ごろに再度トライ…

灯台下暗し書店&Amazon

先日、そういえば・・・と買っていなかったことを思い出した、目黒考二さんの『連篇累食』をAmazonに注文した。実は、その日にABC本店に行ったら、棚にささっていたのだけれど・・・。で、それが今日届いていた。「笹塚日記」とどう違うのか?楽しみだ。 昼…

玉川福太郎の浪曲英雄列伝最終回「平手の駆けつけ」@木馬亭

もちろん、ゲストが談春師匠だったから、というのがこの会に出かける大きな原動力ではあったのだけれど、それと同時に、生で浪曲を聴いてみたいなぁと、前から思っていて、秋ににぎわい座でこれまた談志師匠と小沢昭一さんのお導きで、春野百合子さんの浪曲…

今日から怒涛の三連荘

いよいよ仕事も年末進行だなぁという時期に突入したにもかかわらず、今日から談春師追っかけ三連荘である。今日と土曜日は横浜、明日は浅草。実は、今日のチケットは、あまりに早い時期にぴあで確保したため、すっかりうっかりしていた・・・。落語三連荘と…

帰り道

渋谷から最寄の駅、そして自宅までの20分足らずの道のりを、iPodに仕込んだアン・サリーの「ムーン・ダンス」を聞きながら帰ってきた。落語は生で聞いて来たばかりだし、あんまりポップな曲を聴く気分でもないしなぁと思っていたら、今日は晩鮭亭さんと岡崎…

「県民寄席」立川談春・柳家花緑二人会@神奈川県民ホール小ホール

1週間前はかなり変!(いい意味で、ですよもちろん。)だった談春師匠は、今日は、なんか肩の力が抜けたような感じだった。会場はクラシックのコンサートが前提で作られているようで、落語をやるには、ちょっと響きすぎかな?という気がしないでもなかった…

『今日の買い物。』

発売されてすぐに買ったのに、どこにやっちゃったかなぁ?と思っていたのが『今日の買い物。』。今朝、鞄を取り替えた時に、うっかりして『花顔の人―花柳章太郎伝 (講談社文庫)』も『樋口一葉日記・書簡集 (ちくま文庫)』も持って出るのを忘れてしまい、横浜…

ひさびさの「ブ」にて

このところ、なんとなく足が遠のいていた「ブ」に、久々でちょこっと寄ってみた。あまりめぼしいものは買えないなぁと言いながら、105円をいいことに、またまた山脈が高くなる・・・。 特に嬉しかった今日の収穫は廓のおんな (朝日文庫)作者: 井上雪出版社/…

朝の音楽

久しぶりに、iPod miniをもって出かける(このところ、すっかり持って出るのを忘れていた・・・)。朝っぱらから小唄・端唄でもなかろうということで、これまた久々にスガシカオの「Sugarless」。村上春樹の『意味がなければスイングはない』でスガシカオが…

「祇園囃子」

TSUTAYAで借りたもう1本。若尾文子がめっちゃ可愛い! そして、置屋のお母さん(若尾文子は「ねえさん」と呼ぶくらい、若い)が、木暮実千代。これまたきれいだ。芸妓さんや舞妓ちゃんのきものもたっぷり見られて、これは嬉しい1本だった。ちなみに、舞妓ち…

もう1本の「鶴八鶴次郎」と花柳!

ABCの棚をうろうろと彷徨っているうちに、成瀬巳喜男についての評伝、評論を何冊か立ち読み。その中の1冊に成瀬の「鶴八鶴次郎」とその作品の中で鶴八を演じた山田五十鈴について、かなりの分量を割いている本を発見。その中には、「歌行燈」とその作品に出…

ひさびさの青山ブックセンター本店にて

昼ご飯を食べながら、談志部長や八十助部長らと「本って、読むスピードより買うスピードの方が、ぜったいに上回るよな」という話をした。このところちょいと本を買い過ぎの傾向にあるなぁと思っているところだったので、今日はこころして、などとおもったの…

美容院

etc

最寄駅に地下街がオープン、その中に20分2,000円で髪をカットするという美容院ができたので、行ってみた。予約なしで、店に入ったらまず、チケットを自動販売機で購入する。ちょうど、退勤時間帯と重なっていたので、ちょっと混雑していて、待ち時間15分くら…

雑誌2冊@灯台下暗し書店

所用で外出したついでに、灯台下暗し書店を見回り。女性誌コーナーに「きもの」の文字!「FIGARO japon」12/20号の特集が「私たちのきもの事始。」であった。原由美子さんが監修ということで、それっぽいきもののコーディネイトがあれこれ。後半に、きものを…

「鶴八鶴次郎」

etc

昨日、TSUTAYAで借りて来た「鶴八鶴次郎」を見る。これは、新派の舞台でもよくかかった作品で、花柳も鶴八を演じているという。 映画の配役は、鶴八が淡島千景(若くて、かわいいし、きれいだ)、鶴次郎が高田浩吉(20年前の仲三郎さんがこんな感じだったよ…

今日は志ん輔師匠の特異日?

実家で読売新聞の日曜版(くまざわあかねさんのきものに関するコラムの連載があるので、実家に帰るとたいていチェックしている)を眺めていたら「アレ、志ん輔師匠だ!」。地元のジャズ喫茶を紹介していらした。そして、ラ・テ欄を見ると芸術劇場のゲストに…

久々のTSUTAYA

これまた、先日の「残菊物語」および、読書中の『花顔の人』からの影響で、邦画が見たくなり、帰宅途中に、1年ぶり?で、TSUTAYAに寄る。さすがに会員証の期限が切れていて、結局、クレジットカード付きの会員証を申し込む。 借りたのは 「鶴八鶴次郎 [VHS]…

『花顔の人』

引き続き、『花顔の人―花柳章太郎伝 (講談社文庫)』を。花柳の師匠である喜多村緑郎のこと、新派の歴史など、きちんと知る機会がなかったことがらがいろいろと出て来て、これまた興味深い。そして、新派の演目がいろいろと出てくるのだけれど、これがまた、…

NHK杯フィギュア女子フリー

いやはや、村主選手の演技が、大変素晴らしかった。感動して、思わず涙ぐんでしまった・・・。ラフマニノフのピアノ協奏曲という選曲もいいし、順位とかなにかへの欲というのを感じさせない、演技そのものへの集中している、というのが伝わって来た。しかも…

『花顔の人』

一昨日『舞台の衣裳』を読み(眺め?)、「残菊物語」を読んだのがきっかけで、いつか読もうと思っていた『花顔の人―花柳章太郎伝 (講談社文庫)』を、実家のお供にすることに。いきなり、「残菊物語」で共演していた森赫子との恋の話がでてきて、あまりのタ…

少しはマシになるのだろうか?

今朝も、片付けとは名ばかりの、本の山の積み替え(笑)。根本的な解決にはまったく結びついていないのは、どうなのよ?と自分で突っ込みをいれつつ、毎日少しずつでもあちこちいじっていれば、少しはマシになるかな?などという希望的観測なのだが・・・。 …

師走の独り看板 立川談春@東商ホール

へんだよ、この人・・・。だってさぁ、「紺屋高尾」と「芝浜」だよ。普通やらないでしょ、こんな番組。そんでもってどっちも結構、なんてないでしょ、普通。それをやっちゃうんだもの。 今日のお題は「俺は知らねぇぞ。お前ぇがいったんだからな」。もしかし…